2015年の発売以来、ブランドのアイコン的存在として人気を誇る「BALMUDA The Toaster」。その機能性もさることながら、数々の受賞歴をもつデザインは空間を華やかに彩ります。
そんな魅力満載のトースターについて、以下のような思いを抱く方もいらっしゃるのではないでしょうか。
「どのモデルを購入しようか迷っている」
「プロモデルと通常モデルの違いとは?」
「バルミューダトースターにはどんな機能があるの?」
デザインが魅力的とはいえ安価ではないため、機能の充実性はたしかに気になるところです。また、モデルの違いが明確でなければ、自分のニーズを満たすモデルがどちらなのか判断に迷ってしまいます。
このような疑問を解消すべく、バルミューダトースターを長年愛用する著者が以下を詳しく解説。購入を迷われる方はメーカー公認の「レンタルサービス」を紹介しておりますので、そちらもぜひチェックしてみてください。
製品の特性を知ることは目的に見合った商品選びを可能にするだけでなく、面倒な操作確認もスムーズに行えます。
バルミューダトースターは「カラーバリエーション」も充実。インテリア感覚でご自宅のアップデートを楽しみながら、新感覚のトースター料理で感動の味わいを体験しましょう。
バルミューダトースター|2種類を紹介
はじめに、バルミューダが手掛けるスチームトースターを2種類ご紹介いたします。
バルミューダトースターには、パンや揚げモノのあたため直しに特化した「ReBaker(リベイクトースター)」もありますが、当記事では2023年にリニューアルされた「新型スチームトースター」を深掘りしていきます。
それでは見ていきましょう。
① 新型:通常モデル|K11A
バルミューダブランドの顔といっても過言ではないロングセラーモデルです。
風味や食感を追求しアップデートを続けるなか、2023年にリニューアルモデルを発表。
トースターのなかでもベーシックな型であることから、当記事では「通常モデル」と表現しています。カラー展開が豊富なので、ご自宅の雰囲気になじむ商品選びも可能です。
カラー | ※「グレー」はメーカー限定販売 | ブラック|ホワイト|ショコラ|グレー
メーカー販売価格(税込) | 33,000円 |
画像出典 | Rakuten |
② 新型:プロモデル|K11A-SE
通常モデルの発売から7年、その上位モデルとして「BALMUDA The Toaster Pro」が誕生。
詳細は次項目にて解説いたしますが、追加機能としてプロの仕上げ焼きを可能にする「サラマンダーモード」が搭載され、こちらも通常モデルと同時期にリニューアルされました。
風味や食感、焼き目の美しさなど、まるでレストランの厨房で調理したようなクオリティをご自宅で味わえます。
プロモデルと通常モデル|違いを比較
ここではプロモデルと通常モデルのスペックも含め、違いを解説いたします。
特徴や違いを明確にし、目的にあった満足度の高い商品選びを実現させましょう。
トースターで実現したいことをピックアップしてみるのもおすすめです。重要視するポイントをメモしておき、どちらのモデルが希望に近いか可視化することで、ニーズに見合った商品選びができるはずです。
プロモデルだけ|サラマンダーモード
プロモデルには究極の仕上げ焼きを可能にする「サラマンダーモード」が搭載されており、これが通常モデルとの大きな違いといって間違いありません。
食材の上面を高温の上火で焼きつけることで、パリッと香ばしく美しい焼き目を引き出し、ジューシーな食感を実現。ブランドが「マジカルな30秒」と表現するように、数十秒の火入れが料理の出来栄えを劇的に変化させるのです。
トーストをはじめ、肉や魚介料理、グラタン、ドリア、ピザやデザートなど、お店で調理したような焼き上げを自宅で簡単に再現でき、本格的な味わいをご堪能いただけます。
スペックを比較
両モデルのスペックを表にまとめました。
それぞれの違いをピックアップすると以下のとおりです。
- サラマンダーモードの有無
- 本体サイズの奥行きのみプロモデルが3mm大きい(庫内サイズは同じ)
- カラーバリエーションが少し異なる
- 価格差は5,500円(税込)
通常モデル|K11A | プロモデル|K11A-SE | |
搭載モード | チーズトーストモード フランスパンモード クロワッサンモード クラシックモード(170℃ / 200℃ / 230℃) | トーストモードチーズトーストモード フランスパンモード クロワッサンモード クラシックモード(170℃ / 200℃ / 230℃) サラマンダーモード | トーストモード
スチーム機能 | ◯ | ◯ |
温度制御機能 | ◯ | ◯ |
本体サイズ | 奥行 32.1cm × 高さ 20.9cm | 幅 35.7cm ×奥行 32.4cm × 高さ 20.9cm | 幅 35.7cm ×
庫内サイズ | 幅 27.5cm × 奥行 22.4cm × 高さ 17.8cm | 幅 27.5cm × 奥行 22.4cm × 高さ 17.8cm |
重量 | 約4.1kg | 約4.1kg |
電源コード | 約1m | 約1m |
タイマー設定 | 1~10分 / 15分 | 1~10分 / 15分(サラマンダーモードは最大3分) |
カラー | ショコラ|グレー | ブラック|ホワイト|ブラッククローム | ブラック|ホワイト|
メーカー販売価格 | 33,000円(税込) | 38,500円(税込) |
カラー | ※「グレー」はメーカー限定販売 | ブラック|ホワイト|ショコラ|グレー
メーカー販売価格(税込) | 33,000円 |
画像出典 | Rakuten |
両モデルの共通機能5選
違いを確認できたところで、両モデルの「共通機能」についても解説しておきます。
プロモデルのサラマンダー機能も魅力ですが、ブランドの歴史と探求心がつまった5つの共通モードは、バルミューダトースターの魅力を語るうえで欠かせません。
- トーストモード
- チーズトーストモード
- フランスパンモード(リベイク機能)
- クロワッサンモード(リベイク機能)
- クラシックモード(170℃ / 200℃ / 230℃)
食材の旨みを引きだす最適な機能を使いこなし、究極のオーブン料理を味わいましょう。
① トーストモード
バターたっぷりのトーストが大好きな著者も重宝している機能です。
中の水分を閉じ込めたままふんわり焼き上げ、表面はサクッとキツネ色に香ばしい小麦の風味が食欲をそそります。
ヒーター動作 | 一定温度でパン全体をあたため、最後の1分で表面を焼きあげます。 |
動作時間目安 | 2.5~3.5分 |
スチーム動作 | ◯ |
使用食材の例 | 食パン|ベーグル|イングリッシュマフィン |
② チーズトーストモード
表面に具材をのせたパンを焼くときに使用。
上火が強めに動作するので、パンにのせた具材にしっかりと熱が伝わります。
庫内に広がるスチームがチーズの水分や風味をまもり、そこに緻密な温度制御が加わることで、絶妙な焦げ目をまとった究極のチーズトーストのできあがりです。
ヒーター動作 | 一定温度でパンの上面を強めにあたため、最後の1分で焦げ目をつけます。 |
動作時間目安 | 4~6分 |
スチーム動作 | ◯ |
使用食材の例 | (オープンサンド) | チーズトースト|ピザトースト|タルティーヌ
③ フランスパンモード(リベイク機能)
お店の焼きたてパンのような味わいを、ご自宅で蘇らせる「リベイク機能」です。
焼き目をつけずに中身をあたためるので、表面が硬いパンでもふっくら仕上げます。
ヒーター動作 | 焼き目をつけず、パン全体を一定温度であたため続けます。 |
動作時間目安 | 3~4分 |
スチーム動作 | ◯ |
使用食材の例 | フランスパン|ロールパン|コッペパン|あんパン|マフィン|フォカッチャ|カンパーニュ |
④ クロワッサンモード(リベイク機能)
フランスパンモードと同じく、焼きたての香りと食感を蘇らせる「リベイク機能」です。
こちらのモードは表面をサクッと仕上げ、バターを使用するデニッシュなどでも焦がさず焼き上げてくれます。
ヒーター動作 | 一定温度でパン全体をあたため、最後の1分で表面をサクッと焼き上げます。 |
動作時間目安 | 3~4分 |
スチーム動作 | ◯ |
使用食材の例 | クロワッサン|ホットドッグ|カレーパン|メロンパン|パイ生地|スコーン|デニッシュ|ドーナツ |
⑤ クラシックモード(170℃ / 200℃ / 230℃)
スチーム機能なしで従来のトースターのように使用し、170℃か200℃、もしくは230℃からお好みの温度を設定。
庫内温度を均一にすることで焼きムラを抑制し、じっくり食材を焼き上げていきます。
様々な料理に対応できるので、食のバリエーションが広がること間違いなしです。
ヒーター動作 | 庫内が設定温度相当になるよう動作します。 |
動作時間目安 | 食材による |
スチーム動作 | ✕ |
使用食材の例 | オーブン料理|グラタン|ドリア|冷凍食品|もち|焼き菓子|おつまみ |
バルミューダ独自のテクノロジー
最後にバルミューダブランドの「おいしさへのこだわり」が凝縮された独自テクノロジーをご紹介いたします。
これまでに紹介した多彩な機能の肝となっているのが、ここに紹介する高精度なテクノロジーです。これらの研究成果とデザインの融合こそが、バルミューダトースターを不動の人気に押しあげた理由といえるでしょう。
特許取得の「スチームテクノロジー」
スチーム機能を必要とする調理モードは、給水口に水を注がなければなりません。これにより食材に含まれる水分や旨みが閉じ込められ、もっちりふわふわの仕上がりになるのです。
スチーム機能を使用した焼き上がりまでの動作工程をまとめました。
- 運転を開始すると庫内にスチームが充満し、水分の膜がパンの表面をうすく覆う
- 水分は空気より速く加熱されるため、パンの表面だけが軽く焼けた状態になる
- 生地内に水分と旨みを閉じ込めたまま、ヒーターですばやく焼き上げていく
- 表面はサクッと中はふんわり、味わい深いトーストのできあがり
緻密な「温度制御」
バルミューダトースターの肝となっているもうひとつのテクノロジーが、1秒単位で動作する緻密な「温度制御」です。庫内ヒーターが3段階の温度制御を行い、パン生地のコンディションに最適な焼き上げを実現します。
下表はトーストモードを例にした、温度帯による焼き具合の変化です。
60℃ | パン生地の中でやわらかさと風味が蘇る。 |
160℃ | パンの表面がキツネ色に変わりはじめる。 |
220℃ | 焦げ目が付きはじめる。 |
引用元 | BALMUDA公式ページ|トーストを科学する |
カラー | ※「グレー」はメーカー限定販売 | ブラック|ホワイト|ショコラ|グレー
メーカー販売価格(税込) | 33,000円 |
画像出典 | Rakuten |
レンタル|購入を迷う方におすすめ
バルミューダトースターが気になるものの、購入に踏み切れない方もいらっしゃるのではないでしょうか。そんな方におすすめなのがレンタルサービスです。
商品はすべてメーカー公認なので安心安全。
家電をはじめ、美容や健康など豊富なラインナップから気軽に商品をお試しいただけます。
以下にメリットをまとめました。
おトクに製品やサービスを利用できるサブスクリプションサービスの需要は女性を中心に年々高まっています。
バルミューダトースターの購入を迷われる方は選択肢にレンタルを加えることで懸念要素は払拭され、より満足度の高いショッピングをお楽しみいただけるでしょう。
購入するなら「プロモデル」が断然おすすめ!
バルミューダトースターの魅力やモデルの違いについて解説してきました。
どちらのモデルも名機であり、料理を味わう喜びを感じていただけるはずですが、敢えてどちらかを選ぶなら「プロモデル」をおすすめしたいと思います。あくまでも個人的な見解ですが、理由は以下のとおりです。
- 価格差5,500円で「プロが調理するような料理」を「長年味わえる」のは決して高いと思わない
- 数十秒(超短時間)の火入れで、香りや食感、焼き目に違いが出るのは大きな魅力
- 上品かつ高級感のあるデザインで、キッチン空間を華やかに引き立てられる
- バルミューダブランドの「最上の技術」で「最高の料理」を味わっていただきたい
バルミューダトースターで様々なオーブン料理にチャレンジしてみてください。
「おいしい料理」は食べる喜びだけでなく、調理する意欲や向上心を養い、食卓に豊かさをもたらしてくれます。
やさしいパンの香りに包まれながら、あなただけの「究極の一枚」をぜひ。
お米は肉や魚と同じく「生鮮食品」です。
間違った保存で鮮度を落としてしまえば、おいしく召し上がることはできません。
炊きたての風味と豊富な栄養を味わえるよう、正しい保存で劣化を防ぎましょう。